Fusino360の更新があったので改めてセットアップ編を書き直しました。

セットアップ編
セットアップ編を動画にまとめました。
動画なので一連の動作が分かりやすいかと思います。

画像と補足説明は以下の説明を見ていってください↓

まずは、 データパネル>CAM Samples >Tutorials >Tutorial4 を開きます。 
「作業スペース」を「CAM」に切り替えます。
2Dや3DのCAMを使ってツールパスを作成する前にセットアップが必要になります。
では、セットアップの設定をしていきます。
上部パネルから「セットアップ」を選択。
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すると、画面に小さい窓が表示されます。
タブが3つありますが、簡単に説明すると以下のような感じです。
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セットアップタブ

・セットアップ
 この項目では機械の種類を選択します。
 XYZ軸のフライス盤を使用するので「ミーリング」を選択します。

・ワーク座標系
 デフォルトでは座標系がモデルを作成時の状態になっています。
 「方向」より「Z軸/平面、X軸を選択」を選択して座標系を合わせます。
 ・Z軸方向に設定したい面をクリック
 ・X軸方向に設定したい面をクリック
 「ストックポイント」では加工原点に設定したい場所(ここでは材料左上)をクリックします。

・モデル
 「モデル」では モデルをクリックすると選択できます。
 デフォルトで選択されています。
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ストックタブ

・ストック
 ここでは加工する前の素材の大きさを指定できます。
 初期設定では「相対サイズ ボックス」が選択されています。
 また、XY軸方向に1mmずつ大きくなっています。
 Z軸は上面が1mm高く設定されています。

 このままの設定値でも問題ありません。
 使用する素材の大きさに合わせて設定してください。

 モード :ボックス、チューブ(円柱)、ソリッドから選択できます。
 ストック オフセットモード :追加ストックなし、ストック追加を選択できます。
 ストック サイド オフセット :モデルの大きさからXY軸方向に指定mmずつオフセットできます。
 ストック トップ オフセット :モデルのトップ(上面)から指定mmオフセットできます。
 ストック ボトム オフセット :モデルのボトム(底面)から指定mmオフセットできます。
 切り上げ :サイド、トップ、ボトムを平均的に増やせます。
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ポスト処理タブ

・プログラム
 ここでは名前、番号を設定します。
 出力したGコードに名前、番号が記載されます。
 加工自体には影響はありません。

・WCSを加工
 この設定は設定しません。
 加工する場面に合わせて複数の座標系が設定できるものと思います。
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更新でストックが詳細に設定できるようになっていました。
それ以外はほとんど変わっていませんでした。
ストックは使用する素材の大きさからどれだけ削る(捨てる)のかをよく考えて設定しましょう。
なるべく無駄のないように設定するとお財布にも優しいです。