前回、セットアップ編で座標系の設定と元の素材の設定ができました。
では、実際にツールパスを作成していこうと思います。
 
 、その前に今回使用する機械の説明をしていきます。
Fusion360のCAMが使えても加工する機械がなければ NCプログラムの動作確認、実際に切削加工することもできません。 
切削加工を楽しむためには、CNCの性能や仕様を知っておく必要があります。
すでにCNCを持っている!という方は原点センサーセットの項目だけ読んでいただければ大丈夫です。

CNC編

このブログで使うCNCはこちら↓
デスクトップCNCフライス KitMill Qt100 
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大型な何トンもするようなCNCフライスではなく、家庭でも加工ができるデスクトップ型のCNCを使用します。
さすがに向上にあるような高額な機械は触れる機会はありませんが、これぐらいの大きさのものでは各地のFabLabに設置してあるようなので購入時の参考になるかと思います。
KitMillを設置しているシェアスペース

KitMill Qt100の特徴を簡単に説明します。
・静音設計
 他の機種に比べると結構静かです。
 その分、RDに比べると切削性のは低めです。
・専用の防音ボックス
 この機種のみ防音ボックスが専用のオプションとして用意されています。
 内部が鉄製なので、かなり静かです。
 私は加工してても寝れるぐらいです。
・リニアガイド採用機種
 リニアガイドを使用しているので、機械のガタが少ないです。
 組み立てや調整がしやすくて初心者にも安心です。
・コンパクトサイズ
 機械のサイズも大きすぎず、机にすんなり収まるぐらいのサイズです。
・従来の加工機械にはないカラフルなカラーバリエーション
 これまでの工作機械と言ったら汚いイメージが強いですが、KitMill Qtは爽やかなパステルカラーの塗装が特徴的です。

ほかにもいくつか機種があるので、自分の用途に合ったCNCを選択するとよいと思います。
その他機種

Fusion360を使う上で必要なオプション
Fusion360を使う上で必要なオプションです。
Gコードを自力で修正すればノーマルのままでもいけますが、その手間や作業性を考えるとほぼ必須だと思います。
・原点センサーセット
 Fusion360の出力するGコードにはG28が含まれます。
 G28とは?
 G28は機械原点に戻る動作をします。
 原点センサーセットがあれば、加工の最初と最後に自動的に機械原点に自動的に移動します。
 G27の行を「G00 X0 Y0 Z10.0」のようなセーフゾーンに移動させるように修正すればなしでも可能です。
 毎回修正するのはとっても面倒なので、原点センサーセットがあった方がよいでしょう。
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・セットスクリュー式スピンドル シャンク径Φ4
 実際にはこの径はどれでもよいです。
 自分の好みのものを選べばよいと思いますが、シャンク径Φ4の方が刃物の種類が多いのでこちらにしました。
 また、Fusion360のCAMでは刃物の設定もしますので、対応するシャンク径の刃物をそろえておきましょう。
 刃物はオリジナルマインドかモノタロウなどで購入してください。
 オリジナルマインド
 モノタロウ
 刃物は消耗品ですので、複数本買っておくことをおススメします。
 複数本買っておくことで、失敗して折ってしまったときにも対応ができます。
 細い刃物や高額な刃物を使う場合は動作シミュレーションを行うなどして細心の注意をしてください。
 そうでないと、エンドミルが折れた時に心も折れてしまします・・・
 工具の話は長くなりそうなのでまた今度にでも。

さいごに
Fusion360のCAMを使う以前に、
・自分はどんな加工をしたいのか
・使用する(したい)CNCの性能、仕様

Fusion360のCAMでは修正するパラメーターがとても多いです。
適切なパラメーターを選べるように、素材、機械について知っておくことが とても大切です。
ぜひこの機会に確認しておきましょう。