一通りのツールパスが生成できましたので、これらをCNCを動かすための データに出力します。
出力されたのがNCプログラムで、その中身はGコードとなっています。
KitMill Qt100 を動かすのはCNCソフトウェアで行います。

いろんな単語が一気に出てきたので混乱してしまうかもしれませんが、順を追って説明していくので安心してください。

それぞてのソフトの役割
 CADソフト=設計、モデリング
 CAMソフト=ツールパスの生成、NCプログラムの出力
 CNCソフト=NCプログラムを読み込んで加工機を動かす

その他キーワード
 NCプログラム=GコードやMコードの集合体、各軸の動作を指示するもの
 Gコード=加工指示コード テレビ欄のGコードとは別物です
 Mコード=補助機能コード
Gコードについては詳しくはこちらのページが大変参考になります。

なんとなく分かったかと思いますので、実際にFusion360からNCプログラムを出力してみましょう!

ポスト処理編
ツールバー アクション>ポスト処理を選択しま...
PP001

と、その前に
前回までで作製したツールパスの順番を入れ替えます。
PP002
 ポケット     2D輪郭
 走査線 → ポケット
 2D輪郭     走査線
のようにします。
NCプログラムは上から下に従って加工していくからです。
移動の仕方はドラック&ドロップで移動できます。

PP003
並んだ上二つが荒加工、下の走査線が仕上げ加工に該当します。
今回はエンドミルを2種類使用しているため、途中でエンドミルの交換の必要があります。
荒加工と仕上げ加工の2プログラムに分けてポスト処理(NCプログラムの書き出し)を行います。

※1つのプログラムに分けることも可能ですが、途中エンドミルを交換するときに不便なので、荒加工と仕上げ加工に分けます。
 こうすることで各軸を動かして工具の交換が可能なので大変便利です。
 工具交換の必要がある際は工具ごとにNCプログラムを分けることをおススメします。


PP004
荒加工では上2つの2D輪郭とポケットの2つを選択して、ツールバー アクション>ポスト処理を選択します。
すると以下のウィンドウが開きます。
PP005

左から順に設定していきます。
①開いた直後はこのような画面です。
②コンフィグフォルダのセットアップ>「雛形ポスト」を使用を選択します。
 これによってFusion360の中にあるポストを選択できます。
③ポストコンフィグから「eding.cps - Generic Eding CNC/USBCNC」を選択します。
 これはCNCソフトのUSBCNCに対応させるためです。
④プログラム設定で「プログラム名と番号」と「エディタでNCファイルを開く(E)」を設定します。
 プログラム名と番号はtest01としました。
 エディタでNCファイルを開くにチェックを入れると、エディタがインストールされ表示されるようになります。
 青枠で囲んだ部分は触れなくてOKです。

設定できたら右下の「ポスト」をクリックします。
以下のように保存場所設定して保存します。
PP009
保存先フォルダにNCプログラム「test01.cnc」が作製されていれば成功です。
test01.cnc.failed」となっている場合は、設定を間違っているために失敗しています。上記の項目をもう一度確認してください。

今回「エディタでNCファイルを開く(E)」を選択したので、保存できたら以下のエディタが開きます。
PP010

エディタにはNCプログラムの内容が表示されています。
最初に説明したGコードとMコード、座標によってプログラムされています。
Gコードの意味を深く理解する必要はないです。動けばそれでいいのです。

これでポスト処理の一連の流れは終了です。

続いて仕上げ加工の走査線のポスト処理も行います。
手順は同じで名前だけ「test02」に変更します。
「エディタでNCファイルを開く(E)」のチェックも外して良いです。
PP012

PP014
ポスト処理が完了したら2つのファイルが生成されていると思います。
あとはCNCソフトでこのファイルを読み込めば加工ができます。

まとめ
ポストコンフィグでは「eding.cps - Generic Eding CNC/USBCNC」にすること。
成功したら「test01.cnc」が生成され、失敗したら「test01.cnc.failed」が生成されます。
PP005