ツールパスの設定が正常にできているか確認します。
Fusion360のシミュレーション機能は充実しているので細かいところまで確認できます。
加工するうえで重要な以下の情報も確認できます。
・加工後の形状
・刃物の干渉
・加工時間
では、シミュレーション機能を説明していきましょう。

シミュレーション編
まず、作成したツールパスを選択します。
選択したツールパスが表示された状態で、上のタブの「シミュレーション」を選択します。
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すると、以下のように画面が変更されます。
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シミュレーションウィンドウと再生関連が表示されます。
再生関連は再生や一時停止、スキップなどが操作できます。
スクロールバーでは選択した行程の中で移動することができます。
 ※複数のツールパス選択時では複数の色で分けられます。
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また、複数ツールパスを再生した場合は工程ごとに加工した面の色が分けられ視覚的に見やすくなります。
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ウィンドの詳細を説明します。
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①ディスプレイ
 工具やツールパスの軌跡など視覚的な情報
②情報
 座標系や使用中の工具について
 シミュレーション再生中の位置情報がリアルタイムで切り替わります。
③統計
 加工時間と工具変更回数が表示されます。
詳しく説明していきます。

①ディスプレイ
視覚的な情報を操作できます。
シミュレーション中に気になるのは工具の経路と素材の状態です。
工具や素材の表示、非表示が操作できます。
デフォルトでは素材が表示されていないので、「ストック」にチェックを入れます。
素材の大きさはセットアップ編で編集したストックの大きさとなっています。
色が濃い場合は「透明」にチェックを入れると以下の様に変更されます。
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②情報
工具の位置情報や工具の詳細、シミュレーション中の動作が確認できます。
・位置
 工具の動作が表示されます。
 位置情報や送り速度、動作(切削、移動、ランプ、仕上げ切削)
・操作
 使用工具や現在の加工時間が表示されます。
・機械
 たぶん登録されている機械が表示されます。
 表示されないので使用しません。
・検証
 工具が衝突した回数が表示されます。
 使用しているエンドミルが適切でないと以下のように「衝突」として表示されます。
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シミュレーション再生中は上記の情報がリアルタイムで更新されていきます。
③統計
統計では主に加工時間が確認できます。
Fusion360で計算した加工時間と実際に加工した時間を比較してみます。
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Fusion360で計算した加工時間が1:09:02に対し、実際の加工時間は1:09:53でした。
CNCソフトのUSBCNCで計算された加工時間が1:50:50なのでかなり正確な時間です。

まとめ
Fusion360のシミュレーション機能はとても使いやすいです。
加工動作が色別に分けられて表示されるなど、視覚的にも分かりやすいです。
特に加工時間が正確に出るので、加工の時間管理に役立つと思います。
参考にFusion360のCAM機能を使った加工動画を上げておきます。

高価なCAMソフトを買わずに、こんな加工もできてしまいます。
改めてすごいソフトだと思います。
近く、制作したものをものづくり文化展に投稿しようと思います。
今月末まで募集をしているので、急がねば!